本文へ移動

地域に関すること

地域づくり・ボランティア
地域に関すること
REGIONAL DEVELOPMENT

小地域福祉活動推進事業

なぜ、今、小地域福祉活動なのか?

小地域福祉活動推進事業
地域の中には、元気な人たちばかりではなく、高齢者や障がい者、お子さんをはじめとして、何らかの手助けを必要としている人たちも暮らしています。こういった方々地域で生活する上で、頼りになるのは、家族であり、友人であり、そしてご近所の人たちです。

しかし、過疎化、少子高齢化、核家族化などの影響で人間関係が希薄になってしまった今、「助けてと言えない」、または「助けてと言える相手がいない」人が増え、そのまま困りごとを解決できずに我慢して生活しています。

そこで今、個人の困りごとを個人に留めることなく、地域全体で支え合い助け合う、「小地域福祉活動」が注目されているのです。

小地域福祉活動の範囲

江田島市社協では、お互いの顔が見える関係づくりに重点を置き、小地域の範囲を、おおむね自治会単位(小学校区)としています。
しかし、活動内容によっては、各自治会の世帯数や自治会間の話し合いにより、複数の自治会の合同でもよいと考えています。

社協の目指す「小地域福祉活動」

「個人の困りごと」を「地域の困りごと」として捉える
「新たな支え合い」について地域住民と一緒に考える
住民が自らの意思で行動を起こし、“だれもが助ける側にも助けられる側にもなれる”豊かな社会づくり

事業推進の3本柱

(1)住民参画(手動)の取り組み
社協はあくまでサポート役。地域性に沿わない活動は定着しない。
(2)行政との連携、役割分担
住民のみが地域福祉を引き受けるわけではない。
(3)透明性のある事業推進
常に進捗状況を住民に発言(広報誌などで)。
希望者がいれば推進協議会メンバーに(特定の人たちがやっている活動ではない)。

小地域福祉活動の流れ

  1. 「地域を知る」地域診断で実情を把握
  2. 「地域を組織化する」小地域福祉活動の拠点づくり
  3. 「地域で話し合う」地域全体でどんな活動にするか話し合う
  4. 「地域で活動を起こす」ニーズ把握から対応まで
  5. 「地域でふりかえる」他に潜在的な課題はないか、次になにが必要か
→大切なのは継続すること!

小地域福祉活動推進の具体的手法

江田島市社協では、平成20年度小地域福祉活動推進モデル地区として、「中町地区」と「三高地区」の2地区を指定。
モデル地区の特徴

  • 人口約2,000人(約800世帯)
  • 老齢人口(65歳以上)の割合が多い=高齢化率が高い
  • 交通の便が悪い
  • 個人商店の閉店が目立つ
(1)地域を組織化
  1. 「範囲を設定」小学校区、町内会、市全域など
  2. 「テーブルづくり」範囲区域内の各種組織・団体、住民有志、有識者が一同にかいし協議する場をつくる
  3. 「拠点づくり」地域内に拠点を置くことで人が集まりやすくなる
(2)地域を知る
小地域福祉活動の目標「住民主体の支え合いのまちづくり」
そのために地域の実態、住民の動き、地域資源等を把握することが重要!
(3)地域で話し合う
地域全体で話し合う
どんな活動をするのか
どのように活動するのか
だれが活動するのか
(4)地域で活動を起こす
 地域でできる支援活動
ポイント・見える活動をする!(記録に残す)

  1. 「要援護者への見守り・声かけ」なにかあったときのための発見・緊急連絡
  2. 「軽度な生活支援」買物・ゴミ捨て・相談・荷物運び等
  3. 「居場所提供型見守り」ふれあいサロンを活用、助け合いのできる人間関係づくり
 必要に応じて専門機関へ繋ぐ
地域包括支援センター、行政、NPO、医療機関、社協等
(5)地域で振り返る
地域懇談会、まちづくり会議、部会などで「その課題は解決できたのか?」「活動してみて見えてきたものは?」「次はなにが必要か?」について地域で振り返る。
地域ならではのオリジナリティが生まれ、より効果的な活動へ
TOPへ戻る